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消費増税 [住宅]

民主党内部の造反があったものの、いずれにせよ消費増税法案が成立した。

民主党が分裂しようが、今度の選挙でどこの政党が政権を取ろうが2014年春には消費税が8%になる。また、15年秋には10%とさらに上がることになった。

住宅関連では所得税の控除などで消費増税による消費者の負担増をカバーするようだ。しかしそれでも住宅取得者の負担は間違いなく増える。増税前の駆け込み需要とそのあとのリバンドは確実。この先一体どうなることやら。

私の事務所ばかりではないと思うが、設計を依頼される建築主さんの多くは、全体予算を提示される。工事費、設計監理料、消費税、その他諸経費を合算した金額で提示されるわけだ。設計者はその全体予算の中で、もろもろの経費の配分を検討し、かけられる工事費を算出する。すると今回の消費増税は全体に占める工事費の割合が少なくなるという見方もできる。

そこでちょっと計算をしてみた。
個別条件により変動する諸経費は除き、工事費、設計料、消費税のみの計算である。
また、設計料は工事費の10%としている。

工事費+設計監理料+消費税の予算が2500万円の場合

消費税5%の場合 全体予算に対する工事費の割合は86.6%で2165万円。
8%の場合 割合は84.2%で2105万円
10%の場合 割合は82.6%で2065万円
となる。

消費税が5%から10%にアップすることにより工事費は100万円も少なくなる。すなわち設計者のコストコントロール努力がさらに増すことを意味する。

設計者の仕事は提示された予算内で、よりよい住宅を作ることが使命だ。この「よりよい」という価値観が必ずしも金額に比例するものとは思ってはいない。ゴージャスな材料を使い、高級な設備機器を入れ、広ければよいという価値観ではない。

ゴージャスでなくても、高級機器でなくても、広くなくても、建築的な質がしっかりあり、建築主家族が満足して幸せな生活ができる家ができればよいのだ。そう思えば100万円の工事費削減も何とかなりそうな気がしてくる。


 
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コメント 4

ken坊

お金に換算できない価値を創造する仕事・・・
素敵ですね ♥
by ken坊 (2012-06-28 13:45) 

K夫人

我が家には少々、ナマナマし過ぎる話題ですが(^_^;)

お金のない我が家のことをいろいろ気遣い、
コストを考えてもらっているので、助かっています。

あまりに(金額的に)大きい世界なので、時々感覚が分からなくなるときがあります。
家を作るときは、多分みなさんそうなるのではないでしょうか。
そんなときは、ちゃんと自分の足元見ようね、と現実に戻していただけると、ありがたいです。
よろしくね(^^)v
by K夫人 (2012-06-29 00:36) 

namazu

Ken坊さま
そんなこと言われると照れるではありませんか。
by namazu (2012-06-29 10:04) 

namazu

K夫人さま
そうなんです。野菜買う感覚とはかなり違います。
夢と現実のバランスを上手くとりながら家はつくられていくのですね。これがなかなか難しいのです。
by namazu (2012-06-29 10:09) 

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